たとえば、近年、キッチンの型はオープンキッチンかセミオープンが多くなりました。住まいの中で最も大きく形態が変わった部分でもあります。家族が一緒に過す時間や空間がますます縮小する中で、主婦も家族の会話に参加し、常に家族の気配を感じたいという思いがキッチンの形態を変えたという例です。キッチンの形ひとつをとっても、クローズ型キッチン、オープンキッチン、また料理を作りながら食べて楽しむホームパーティーなどに便利なアイランド型キッチンなど、選択肢が増えました。
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「料理をする」という用途や機能は同じですが、どの形態を選ぶかによって、家族のコミュニケーション密度は変わります。それとともに、時間の過し方や精神的に受ける影響も大きく変わってくるに違いありません。以前設計した住まいで、こんな例がありました。三歳と一歳になる男の子がいる四人家族、そのお母さんからの相談でした。