デザインというのは、僕や設計上に依頼する方法もあるけれど、アメリカの「ホームプラン集」を取り寄せてその中から、お気に入りをひとつ取り出す、という手もある。僕がいつも建て主に薦めている方法だ。最終的には、デザイナーに頼むとしても、アメリカ住宅を知る上で、このホームプラン集には三、四冊、目を通しておいた方がいい。そして自分のイメージにあったものがあれば、これだこれだと言いつつ、建築家のところに出向く。この時、建築士をデザイナーだと決めてかかってはいけない。
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こう思った方がいい。「あくまでも、線引きの法則を知っている技術屋なのだ」とね。彼らには、土地にびっちりとこびりついている日本の規制だとか、北側斜線だとか、高さ制限だとか、採光や換気のための開口部だとか、つまり後ろ向きの気の滅入る作業を任せるにとどめておいた方が無難である。これって、本当につまらない。歴史に洗われたアメリカの美しい家のデザイに、台無しになっていくのだ。どんなに腕のいいデザイナーをもってしても、完成されたアメリカ住宅に、日本の無粋な規制を絡ませれば、美しさを紡ぎ出せるものではない。